2019年、携帯の『2年縛り』が廃止〜メリットデメリットを解説

携帯は2年契約が当たり前。

 

アヒル母さん

2年契約だと、様々な特典や割引があるので、ま、そうなっちゃいますよね。

 

しかし、別名「2年縛り」とも呼ばれる2年契約が、他社への乗り換えや、新機種への買い替えを妨げてきたことも事実でしょう。

 

勝手に自動更新されちゃってたので、面倒だからそのままになってるなんて人もいるのかもしれません。

 

『そうだ!我々利用者は大手携帯会社に囲い込まれ、飼いならされ、その囲いの中で得られる利益に甘んじてきたのだ!』

 

な〜んていうと、大げさですが、長い間私たちを繋ぎ止めていた『2年縛り』が2019年3月の法改正によって、この秋から廃止の動きを見せています。

 

今回行われた大掛かりな電気通信事業法改正によって、具体的に何がどう変わるのか、それに伴う私たち利用者のメリットやデメリットについて解説します。

 

モバイルに関する法改正で、モバイルサービスが大きく変わる?

 

昨年から始まった総務省の主導によるモバイルサービスの適正化へ向けての動き。

具体的には、以下のようなことが、問題点として挙げられていました。

 

  • 現在のモバイル市場は大手3社、docomo、au、ソフトバンクの寡占状態であり競争が不十分であること
  • 料金プランが複雑、不透明で利用者にわかりにくく不公平であること
  • 販売代理店の不適切な勧誘による相談や苦情が増えていること

 

簡単に言っちゃうと、

 

アヒル母さん

「モバイル市場の適正な競争を促進することで、利用者に利益をもたらそう」ということ。

 

こんな現状を打破するために、今年の3月には国会に「電気通信事業法の一部を改正する法律案」が提出され、5月17日から正式に公布となりました。

 

改正案で料金プランはどう変わる?

 

この改正案の中でも、私たちが気になるのは、料金プランに関係してくる部分です。

 

何しろ、毎月の支払い金額がこれで大きく変わる可能性がありますから、気になるのも当然ですよね。

 

今回の改正案の中では、モバイル市場の競争を適正化するための措置として

  • スマホ購入代金と通信料金の完全分離の徹底
  • 行きすぎた期間拘束の是正

 

が2本柱になっています。

 

確かに今までは、スマホ代金と通信料金がセットになっていて、実際の通信料金がいくらなのか、不透明な状況でした。

 

そして、多くの利用者を縛り付けていた2年契約という期間拘束。この拘束があるせいで、他社への乗り換えは容易でありませんでした。

 

つまり期間拘束がなくなり、実際の通信料金がクリアにわかりやすくなれば、利用者はもっと自由に自分にあった料金体系をとっている携帯会社を選べるようになるということ。

 

簡単に乗り換えられれば、大手3社も今の通信料金を見直さなくてはならなくなり、その結果、通信料金は今より下がるというのが政府の見通しというわけです。

 

6月1日から導入されている大手各社のプランは?

 

大手3社のうち、au、ドコモは、6月1日から新料金プランを開始しています。

 

ひよこ

おお!さっそく、2年縛りは廃止されたのか

 

と思いきや、中身を見てみると…

 

  • 2年契約の場合、月額料金は期間拘束のものより1500円ほど安く設定されている
  • 2年契約を途中で解約した場合の違約金は9500円

 

ということで、正直「2年縛り」が廃止されたという印象はなし。

2年契約終了後自動切り替えとなる点も変わりません。

 

変わったとすれば、選択できる料金プランが少なくシンプルになったことと、2年契約終了後の更新期間が3ヶ月間と長くなったくらいで、根本的な改定とは言えず、つまり2年縛りはまだ実質的に生きている状態です。

 

6月18日、解約金1000円など具体的金額を明示した総務省の方針発表

 

そんな中、総務省は6月18日に改正案に基づいて具体的な金額を盛り込んだ方針を発表しました。

 

その中でも注目したいポイントは以下。

 

6月18日に総務省の発表した方針からの抜粋

  • スマホの購入を条件に、通信料金を安くすることを禁止
  • 2年契約など通信契約の継続を条件に、スマホの購入金額の値引きを禁止
  • 通信契約の継続を条件にしない場合、スマホの販売に際しての割引は上限を2万円とする
  • 2年契約を途中解約した違約金は現行の9500円から上限を1000円とする
  • 月額通信料金の値引きの上限は、2年契約でない場合と比べて最大で170円

 

つまり、今までみたいに、「2年契約してくれたら、スマホ半額になるよ〜」とか「2年契約してくれたら月々の支払いが1500円お得になるよ〜」ということはできないわけです。

 

2年契約してもしなくても、スマホ購入金額は変わらず、月々の支払いも170円しか変わらない、その上、契約を途中解約した場合の違約金も1000円、となると、これからはわざわざ2年契約する人はいなくなるのではないかと思われます。

 

参照:「電気通信事業法の一部を改正する法律の施行に伴う 関係省令等の整備について」http://www.soumu.go.jp/main_content/000628680.pdf

 

2年縛りがなくなるのはいつから?

 

本当の意味で2年縛りがなくなるのは、上記に沿った料金プランが発表されてからということになります。それがいつ頃になるかについてですが、新しいプランの発表は、今年の秋頃ではないでしょうか?

 

「電気通信事業法の一部を改正する法律案」が公布されたのが5月17日。施行されるのは、公布の日か6ヶ月を超えない範囲内で政令で定める日となっています。

となると、遅くなった場合でも11月中旬、早ければこの9月や10月というケースも考えられます。

 

2年縛りがなくなった場合の予想されるメリット、デメリットは?

 

と、ここまでいろいろと見てきたわけですが、利用者として一番気になるのは、じゃ、実際のところ、2年縛りがなくなった場合のメリット、デメリットはどうなの?というところじゃないかと思います。

 

まだ新しいプランが発表されていませんので、あくまでも予想ですが、2年縛りがなくなった場合の利用者にとってのメリット、デメリットを考えてみました。

 

予想されるメリット1:契約プランの変更が容易になる

 

従来は2年契約の期間中には、契約プランの変更は解約料がかかるなど容易ではありませんでした。しかし、期間拘束がなくなれば、とりあえず安いプランで契約し、必要に応じて高いプランへの移行もできるようになります。

 

予想されるメリット2:スマホの新機種が発売された時、買い替えが容易になる

これまでは、2年契約でスマホ購入代金と通信料金が抱き合わせの形のプランが多く、契約期間中にスマホを変えることができないケースがありました。

しかし、これからは、スマホ購入代金は通信料金とは完全分離になります。魅力的な新機種が発売された時、契約満了を待たずに機種変更が可能になります。

 

予想されるメリット3:契約会社の乗り換えが容易になる

スマホ購入代金と通信料金が完全分離となれば、通信料金の金額が明確になり、格安シムとの料金との比較が容易になります。

また、期間拘束がないので、いつもで契約を解消できます。

その結果、自分に合った、料金プランとサービスの会社を選びやすくなり、乗り換えする人が増えるでしょう。

 

予想されるメリット4:通信料金が安くなる

乗り換えが容易になると、各社の競争が促され、結果として大手の月額料金がいまよりも安くなる可能性が出てきます。

というか、最終的にはこれが総務省の狙いの一つでもあり、多くの利用者の願いでもありますから、そうなってもらわないと困るのですが。

 

予想されるデメリット1:スマホ購入代金が上がる

 

今までのような2年契約を条件にしたスマホ購入サポートはできなくなります。

割引が受けられたとしても2万円まで。

5万円のスマホなら最大4割引で3万円。10万円のスマホなら最大2割引で8万円ということです。

高額なスマホほど割引率は低くなり、スマホ購入代金はこれまでよりも高くなるでしょう。

 

予想されるデメリット2:トータルでの月額金額はかえって高くなる可能性もある

 

今までのように2年契約すればスマホが大幅割引されることがないため、月額の通信料金が安くなったとしても、端末代を考えると必ずしもトータルで安くなるとは限りません。

 

高額スマホを購入した場合は、月々のスマホのローンと通信料金を合わせた場合、今よりも高くなるケースもあり得るわけです。

 

予想されるデメリット3:2年ごとの新機種変更はしにくくなる

 

スマホ購入代金と通信料金が完全分離されることによる、通信料金の値下げのメリットは、同じスマホを長く使い続けるほど得られるもの。

 

今までスマホ購入代金と通信料金がセットになったお得なプランで機種を2年ごとに変更していた人には、今後しにくくなるかもしれません。

 

まとめ:秋から2年縛りがなくなり通信料金が下がる可能性大!

 

モバイル市場の競争が促され、各社の競争により、利用者に利益をもたらす環境を作り出そうというのが今回の法改正の狙いです。

 

利用者の利益とは何か?というと、

ズバリ、2年縛りからの解放と、通信料金の値下げでしょう。

 

アヒル母さん

秋にはスタートすると思われる大手各社の新プランはどのようになるのか楽しみです。

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